黒の極み

Katoです!

タイトルにもあるように”黒の極み”について語ります。

個人的に洋服の”黒”のイメージは、80年代のコレクションで話題になった「コム・〇・ギャルソン」や「ヨ〇ジ・ヤマモト」のモード色を彷彿とします(あくまで個人的な勝手なイメージです)。

服飾学校の授業でも必ず取り上げられて、「カラス族」「東からの衝撃」などが選択問題として出題されていました。私はなにを思ったのか「みゆき族」を選択して間違えた記憶があります・・・

もしくは「黒(ダーク)=反抗」のイメージもあるかもしれませんね。

またしつこく私の学生時代の話をしますが、卒業論文で~ライダースジャケットとモーターサイクルのつながり~をテーマに歴史を紐解いていた際にも、反抗的カラーとして黒(ダーク)のライダースジャケットが資料に載っていました。その資料をみて「いつかBUCOのライダースジャケットを着てバイクにまたがったるわ!」とテンションを上げていた自分が恥ずかしいです。なぜなら卒業論文発表前に愛車のバイク、スティードが盗難に遭ったからです・・・そう、”ダーク”な気持ちです・・・

脱線しましたが、そういった歴史的観点からみると、黒は”武骨な男色”のイメージもあります。

また反抗とは別で、喪服などの指定色も黒ですよね。

世界にはさまざまな”黒”がありますが、どうしても仕入れたビンテージアイテムを黒に染めたい!でも、ただ黒に染めるのではなく、歴史的背景のあるところで染めたい!と少しわがままな考えが思い浮かび、以前勤めていた職場の上司に相談したところ、思い通り・・否!思った以上の染色会社を紹介して頂きました。

 

前置きが長くなりましたが、こちらの画像をご覧ください。

「京都紋付」

世界最高水準の”黒を極めた黒”。

京都にて黒を極めることに100年以上もの時間を費やしてきた京都紋付(きょうともんつき)。染め職人の熟練の技と長年の経験が生み出す独自の勘をもとに、染料の温度を微妙に変化させながら、数十回にもわたって生地を上下させて染めを繰り返し、究極の黒を完成させています。

京都紋付は、文字通り紋付という独特な着物の世界に歴史を刻んできました。その意味において、和の黒の第一人者であることを永遠の使命にしています。それは同時に京都紋付染めという伝統産業を未来に継承していくこと。京都紋付の心の底辺にある”和”に還る精神は永遠のテーマであり、昔ながらの技術と現代との融合を考え、未来に和を継承していきます。

 

また、新たに生み出された黒をより黒に変化させる「深黒(しんこく)加工」により、深みのある”黒”に仕上げます。

 

染色の工程写真もどうぞ。

  もう、一目みてわかります。多くの時間を黒に費やしてきた職人達だと。私も最近まで職人達に囲まれて仕事をしてきたのでわかることですが、単純な作業でも均一にかつ美しく仕上げる。例え集中力が切れたとて、体が”それ”を覚えているかのように、もしくはモノが手に吸い付くかのように仕上げることができるのが職人だと。もちろん、怒るとめちゃくちゃ怖いです。(笑)

 

加工前と加工後の写真もどうぞ。

温故知新の精神。

ビンテージの価格を見ていると「昔モノ=良いモノ・または高いモノ」という認識になってきている気がします。もちろん、今の技術では成し得ない技法で作られるモノもありますが、中には今の技術よりも遥かに劣るクオリティで作られたモノが値上がりしていることもしばしば。

私が求める”モノ”はそれじゃない。現代ではできない技術で作られたモノに、昔の技術ではできない方法をプラスした、まさに良いとこ取りなアイテムを販売していきたいんです。

語れるモノに語れる黒をプラス。深みあるモノに深みのある黒をプラス。

「昔ながらの技術と現代の融合」

まさに私が求めていた加工方法であり、理想とする温故知新の精神なんです。

 

繋がりって不思議です。職人技を知りたいと思い、とある工場でサンプル班として働き、そこで知り合ったイジリ倒してくる上司(先輩?)に相談したら、この京都紋付さんと繋がる。京都紋付さんは昔の技術と今の技術を繋げ、私は昔のアイテムと今の技術を繋げ、アイテムとお客様を繋げる。やーっぱり不思議です。

 

モノだの繋げるだのと熱く思いを打ち込んでいたら、気が付くとPCの前に座って早3時間が経過中。熱く語っている自分とPC画面の反射越しで目が合い、只今赤面中ですので早々に切り上げます。

 

まだアイテムは加工中ですので、今しばらくお待ちください。手元に届き次第このサイトにアップしていきます。

また、4月にとある場所で出店予定ですので、その情報も追ってSNSなどで告知してきます。

 

それでは。

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