説明
【DEAD STOCK】British Army PCS Undershirt Thermal
イギリス軍のフリースシャツが入荷しました。
【寸法】
①肩幅:48cm
②身幅:50cm
③裾幅:50cm
④着丈:(前身)65cm/(後身)80cm
⑤袖丈:62cm
⑥アームホール:24cm
サイズ表記:180/90(M相当)
Color:Light Olive
イギリス軍で開発されたレイヤリングシステム、PCS(Personal Clothing System)。
過酷な環境下においても対応すべく、様々な天候や気温に合わせて衣服を組み合わせることで、体温を調節するシステムの総称をイギリスではPCSと呼びます。現行でも使用されているので、アウターやインナー、パンツなど衣服全般がありますが、PCSとして採用されているものは最新のテクノロジーを駆使して開発が進められているので、タウンワークでは十分すぎるほどのスペックが搭載されているのです。
近年ではその技術やデザインが評価され、多くのファッションシーンで各国のレイヤリングシステムが注目を集めていて、わかりやすいものだとアメリカ軍のECWCSなど、ここ数年で街で着用している方を多くみかけるほどに浸透しています。
今回入荷したものはアンダーシャツ枠でPCSに組み込まれているフリースシャツ。
毛足が短めのこの生地はマイクロフリースといい、保温性はもちろん速乾性も高く、中の蒸れを防いでくれる働きがあります。こういった機能は天然繊維では難しく、使用される糸は化学繊維でありほとんどがポリエステルを使用します。というよりも本来、フリースはポリエステルを織り物にし、それを起毛させて羊の毛を刈り取ったような質感の生地を指します。
多くの人がイメージするボリューミーなフリースジャケットと異なるこの毛足の短いフリース。おそらくはあくまでアンダーシャツとして開発されたのが理由だと思われます。一番下に着るシャツがボリューミーだと、あとから着るミドルレイヤージャケットやオーバーダウンを着用した際にかさばり過ぎて身動きが取れなくなるので、スリムなフリースになったのかと。(レイヤリングシステムなので当たり前っちゃあ当たり前ですね。笑)
ただ、アンダーシャツといっても街着として着用するのならば普通のスウェットくらいのボリュームなので、安心して着用いただけます!
肩線が前身側にきているのも、重ね着をした際に肩に負担がかからないように縫い代をずらしています。ここまで細かいところに注目して制作しているのもそそられるポイントですね。
さらに裏の縫製をみるとここまでやるのか。と思うほど何重にも縫われています。さすがミリタリーアイテム。圧巻です…
袖口には寒冷地に役立つフィンガーホールがあるので、手袋をもち忘れた際など重宝するディテールです。
前身と後身の裾丈が異なります。これはよくロングテールと呼ばれますが、この場合はタックインした状態でかがんだときに後ろの裾が出てくるのを防止するためだと思われます。寒いときに後ろ裾が出たときの不快感ときたら…。
こちらがタグの写真です。イギリス軍のアイテムにつくのが「↑」の矢印。これはブロードアローと呼ばれイギリスの官有物であることを示すマークであり、17世紀からヘンリー・シドニー伯爵の家紋として使用されてから長い歴史をもつ裕書正しいマークなのです。
なぜ襟元がこの形なのかは不明ですが、単純にデザインとしても研ぎ澄まされていて◎。
着用体形:身長170cm 体重60kg
気になる方は是非。
購入方法は「SHOP GUIDE」をご覧ください。