説明
京都紋付×The Storyteller
Vintage Burberry’s Balmacaancoat
―京都紋付(きょうともんつき)―
世界最高水準の”黒を極めた黒”。
京都にて黒を極めることに100年以上もの時間を費やしてきた京都紋付(きょうともんつき)。染め職人の熟練の技と長年の経験が生み出す独自の勘をもとに、染料の温度を微妙に変化させながら、数十回にもわたって生地を上下させて染めを繰り返し、究極の黒を完成させています。
京都紋付は、文字通り紋付という独特な着物の世界に歴史を刻んできました。その意味において、和の黒の第一人者であることを永遠の使命にしています。それは同時に京都紋付染めという伝統産業を未来に継承していくこと。京都紋付の心の底辺にある”和”に還る精神は永遠のテーマであり、昔ながらの技術と現代との融合を考え、未来に”和”を継承していきます。
そんな歴史ある”黒”の技術者たちに依頼をし、今回はTheStorytellerのビンテージアイテムに加工を施しました。
【寸法】
①裄丈:87cm
②身幅:60cm
③裾幅:70cm
④着丈:91cm
⑤アームホール:31cm
Size/M~L相当
Color/Darkgray
“Darkgray”と表記しましたが実際にはシルバーとブロンズが混ざったようなカラーリングです。なぜなら元は光沢の強い定番カラーの玉虫オリーブ。化繊部分は色がそのまま残り、コットン部分は黒に染まるので、文章では伝えづらい独特なカラーになりました。太陽光の下で着るとまた色が変化します。
ちなみに本来ならばまだまだ黒に染めることができますが、バーバリーの一回目のサンプル染め画像が届いたときに、真っ黒とはまた違った魅力を感じ、あえてこのままのカラーでお願いしました。
※下の写真が加工前のオリーブです。
袖の裏地もほぼ元のカラーのままですので、そのまま2回ほどめくると下の写真のように裏地が表に見えてきます。この表と裏の絶妙なコントラストがたまりませんね。
春にはカットソーの上から着用して、裏地をうまくみせるのもおすすめです。
ダークブラウンが映える一着です。
ブランド説明は不必要かとは思いますが、念のため。
元々は農民が汚れを防ぐために服の上に羽織っていた上着をヒントにギャバジンといわれる耐久性・防水性に優れた新素材を発明。そこからトレンチコートの前身となるイギリス人士官用の「タイロッケンコート(ひもでロックするという意味のボタンのないコート)」を製造し、第一次世界大戦用に改良されたのがトレンチコート。
大戦後は軍用のコートが民間市場に出回り、瞬く間に世界中の人々に注目され今の地位に至ります。
歴史上トレンチコートがバーバリーの顔とも言えますが、トレンチコートに並ぶほど人気を博したコートがこのバルマカーン(バルカラー)コート。日本ではステンカラーコートという名で親しまれています。バルマカーンとはスコットランドの地名であり、ラグランスリーブで末広がりなオーバーコートを指します。
英国紳士なブランド、アイテムとして着用の多いバーバリーにルードな匂いも加わり、より男の色気が増したコートになりました。
ここからの経年変化が楽しみな一着です。
このように一着一着”黒”の入り方や裏地の見え方が違いますので、自分のお気に入りをうまく見つけてください。
購入方法は「SHOP GUIDE」をご覧ください。
気になる方はこの機会に是非。
※あくまで古着ですので、ご理解の上ご購入ください。